「Pythonを最近知って勉強をしたいけど、勉強方法が分からない…。本で独学、プログラミング教室、どれから手を付けたらいいですか?全くプログラミングのことを知らない人でも勉強できるんですか?
Pythonは最初にプログラムを勉強するには一番いい選択肢。高校や大学でもPythonを学ぶところも出てきているんです。最近ではプログラミングスクールもPythonに力を入れてきているんですよ。
本記事では今も伸び続けているプログラム「Python」を解説しつつ、Pythonに興味がある方向けに勉強方法をお伝えしていきます。これを読めば、あなたもPythonプログラマーになれますよ。
Pythonとは?
Pythonとは?
可読性(パッと見たときにどんなプログラムかがすぐわかる)が強く、初めてプログラミングを勉強する人に向いています。
Pythonはすごく見やすくプログラムができるように設計されています。
以下はJavaとPythonの比較です。
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public class Sample { public static void main(String[] args){ System.out.println("Hello world"); } }<br /><br /> |
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print "Hello World"<br /><br />上記内容は”Hello world”という文字を表示させるだけのプログラムですが、<strong>Javaは5行必要なのに対して、Pythonは1行</strong>で済みます。<br /><br /> |
Javaは波カッコ{}が多く見受けられますが、Pythonは1つもありません。波カッコを排除したことで圧倒的に可読性が上がりました。
プログラムは初心者にとってとっつきにくいというイメージがありますが、無駄を排除したPythonならプログラム初心者でもすんなり勉強に取り掛かることができます。これがPythonの人気の高いところでもあります。
基本情報技術者試験でもPythonを採用。
国家試験である基本情報技術者試験の公式HPに以下のように書かれております。
「Python」について、適用範囲の拡大と利用の増加、機械学習やディープラーニングに関わる主要なOSS(オープンソースソフトウェア )での採用の広がり等により、2020年の春期試験から出題に追加。
※2020年の春期試験は新型コロナウイルスの影響により中止。
初回は2020年の秋期試験から出題。
国家資格の試験に最近採用されました。Pythonの人気が上がってきていること、利用者が増加傾向にあるということが見て取れます。
Pythonでできること
Webアプリ
突然ですが、あなたはYoutubeで動画を見たことありますか?
実はあのYoutubeがPythonで作られています。
もちろんほかの言語も混ぜてはいますが、一部Pythonで作られています。
僕も会社でWebで動くアプリケーションを作ったことがあります。
アプリケーションの画面表示関連はHTML、CSS、Javascriptあたりを使用しましたが、それ以外の裏の動きはPythonがすべてでした。
スクレイピング
スクレイピングとは
インターネットにあるWebページから情報を自動的に取得し、その情報を取得して新しい情報を作成することです。
様々な情報を集めてきて一覧表にしたり、いろんな商品の価格表などを作成ができます。
今までインターネットで情報を集める場合は、手動でいろんなサイトをクリックしてはコピペをしてExcelに張り付けるという行為をしていたと思います。
Pythonを学べば、ボタン1つで自分の好きな情報を定期的に取得できるツールも作成可能です。
Excelファイルにデータを追加、修正、削除ができる
ExcelにはマクロというExcel上で動くプログラムみたいなものがありますが、Pythonでも同じことが可能です。
上記に書いているスクレイピングと合わせることにより、ほしい情報をExcelファイルにまとめるアプリケーションなども自作できます。
IoT
IoTとは”Internet of Things”の略で、物とインターネットをつなげることを言います。
具体例を2つほどご紹介しましょう。
植木に水やり
土中水分センサーを使って水分が減ってきたら、モーターでポンプを動作させて水をやるということもできます。
いちいち決まった時間に水をやらなくても自動的に水を上げてくれるので、しっかり植えている植物が育ちます。
こちらを応用したのが、農業にも活用されています。
防犯カメラ
人感センサーとカメラを組み合わせることによって防犯カメラも作成できます。
カメラを設置して誰かが前を通ったら自動的に画像を取って、画像をパソコンやスマホに転送したり、LINEに通知させたりもできます。
他にも以下のようなものも作成できて、アイデアがあれば無限大です。
- 音楽プレーヤー
- ビデオプレーヤー
- ロボット
- ラジコン
- ゲーム機
- 多機能家電
- デジタルカメラ
- ムービーカメラ
- デジタルフォトフレーム
- タッチパネルパソコン
上記のようなIoTを自作しようとすると、Raspberry Pi (ラズベリーパイ)が有名です。
Raspberry Pi とは簡単に言うと手のひらサイズのパソコンです。
また今では、いろいろなスターターキットがRaspberry Piとセットで売られています。
スタンダードスターターキット
ラジコンキット
Pythonを使ってモノづくりをするという面で一番楽しいことがIoTではないでしょうか。
また子供の教育にも大活躍なので、お子さんと一緒にIoTにチャレンジしてみてはいかがですか?
ディープラーニング
ディープラーニングは、コンピューター上で神経回路を模して作られたシステムである「ニューラルネットワーク」を何層にも重ねる(深くする)ことで作られたシステムです。
人間の脳の中をプログラムで作ってしまおうということですね。
将棋で棋士がAIに負けたというニュースがあったのを知っていますか?あれはまさにPythonのディープラーニングを使った技術を使用しています。
Pythonの説明が長くなってしまいましたが、本題に参りましょう。
Pythonの勉強方法
参考書を購入して独学
一番簡単なのは、これでしょうか。ネットでもいいですが、ネットは間違った情報を書いている可能性があるので、あまりお勧めできないですね。
やっぱり昔から信頼されている本を購入することで、ネットで探すより効率よく勉強できるので時間短縮になり、結果時間をお金で買っていることになります。
他のPython系の本についてこちらの記事でも解説してます。
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【必読】Python入門者のオススメ本。AI、IoT、機械学習もあり
Pythonを独学で勉強したいけど、どの本を読んだらいいかわからない。入門はある程度理解しているけど、次のステップが分からない。実際にPythonを使ってモノづくりをしてみたい。 こんにちは、だん ...
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プログラミングスクール
分からないところは人に聞くのが一番。
プログラミングスクールの最大のメリットは教えてくれる人がいるということ。
これは初心者にとっては相当大きいと思います。
初心者の頃は何が分からないかが分からないということになりがちです。
それを講師の方に教えてもらうことによって理解を深めたり、前に進めたりできます。
機材や環境をそろえなくてもすぐ始められる。
独学で勉強する際はパソコンもそろえたり、プログラムを組めるように環境を整えたり、アプリをインストールしたりと最初のハードルはかなり高めです。
ですがプログラミングスクールならすべての環境やソフトがそろっていたり、パソコンが何か調子が悪くなったらすぐに講師にお願いすることで解決してくれるので、プログラムの勉強に集中できます。
IoTはRasberryPiを使った実習が効果的。楽しい。
プログラミングの授業だけでも手を動かすのは楽しいですが、さらにIoTの授業では配線を組み合わせてLEDを光らせたり、カメラで画像を取ってPCへ保存したりと、モノづくりをよりよく楽しめる内容になっています。
僕も実際にプログラミングスクールでIoTを学習したのですが、ほかの授業よりも何倍も楽しかった思い出があります。
テックアカデミーはオンライン受講者数No.1の今一番乗りに乗っているプログラミングスクールです。
お金を払うことに対する対価を見据える。
あなたはプログラミングスクールのページをご覧になりましたか?正直な話…
「高!」
と思いましたか?同感です。確かに高いです。でも考えてみてください。
プログラミングができるようになると、副業でも月10万、20万円は稼ぐことができます。
そう考えると授業料は1~2か月程度で元を取れますよね。
あと人間は日々新しいことにチャレンジすることが成長だと僕は考えております。
僕もプログラミングスクールへ申し込むのは少し悩みましたが、今思えば悩んでいる時間がもったいなかったなと反省しています。
僕みたいな失敗をあなたにはしてもらいたくないです。
悩んでいるなら、一歩前に進んで自分を変えてみましょう。
Pythonの今後の将来性について。
IEEEはこのほど「Interactive: The Top Programming Languages」において、2019年版のIEEE Spectrumランキングを発表した。
第1位はPythonが獲得し、これにJava、C、C++が続いている。
https://spectrum.ieee.org/static/interactive-the-top-programming-languages-2019
2019年の世界のプログラムランキングではPythonが1位を獲得しました。
全世界がPythonに大注目している証拠です。Pythonが世界を変えていくといっても過言ではありません。
Pythonを学ぶことによって最先端技術の中身を知れたり、簡単なものであれば自分で作れたりとメリットが多いと思いますよ。
まとめ:今後は「プログラム=Python」の時代が来る。
これからPythonがプログラムの標準語になっていきます。
学校ではPythonを勉強し、会社の研修でもPythonが導入され、IoT、AIなど最先端技術にも使用され、世界がPythonで埋め尽くされる時代がもうそこまで来ています。
プログラミングに興味があるのであれば、一度はPythonを学んでみてはいかがですか?
それではまた。